No.1
これから健康に関することを、ワンポイントアドバイスとして、時々載せていきます
少しでもご自身の健康管理のヒントになればうれしいです。
健康は将来への資産ですが、不健康は将来への負債です。
毎日、身体に良い事をして、健康貯金していきましょう。

No.2
便利に囲まれた現代。その分、病の原因に囲まれているとも言えます。
大切な事は便利に浸かりきる事ではありません。

No.3
とりあえず痛み止めも仕方ないですが、長い時間をかけ、必要だから手に入れてきた身体の仕組み(機能)を使う事が大切だと思います。

No.4
身体に不調がある時は、身体の仕組みを使えていない時です。
自分のせっかく備わっている身体の力を使えていないことを理解して下さい。

No.5
私たちの身体には自然治癒力という偉大な仕組みが備わっています。
疲れても、一日寝れば治るという状態が身体の仕組みが正常な状態です。

No.6
深い呼吸、滞りのない体液の流れ、姿勢を支えるしなやかな筋肉。
これらを獲得して身体の力を発揮させましょう。

No.7
身体の仕組みを無視した悪い癖を認めることが、健康への第一歩です。
あとは身体の仕組みにかなった良い癖に書き換えていくだけです。

No.8
身体中の細胞にエネルギー代謝のために必要な酸素をを届け、不要になった二酸化炭素を回収する。
最も基本的な身体の仕組みです。
そのためには、深い呼吸が必要です。

No.9
深い呼吸が癖になってくれば、自律神経が整い、身体が楽になるだけでなく、精神的にも安定します。

No.10
酸素や栄養、二酸化炭素や老廃物をスムーズに運搬するためには、滞りのない血液やリンパ液の流れが必要です。
滞った所は酸素が欠乏し、老廃物がたまりやすくなります。
当然、周辺部位で痛み、コリ、むくみなどが生じますし、病気の原因にもなりえます。

No.11
深い呼吸をするためには、滞りなく体液が流れるためには、どんな姿勢になれば良いでしょうか?
支えるべき筋肉で身体を支えなければいけません。
違う筋肉で支えていると、姿勢が崩れ、負担のかかった筋肉がガチガチになります。

No.12
インナーマッスル(骨に近い深層の筋肉)で身体を支えましょう。
アウターマッスル(皮膚に近い表層の筋肉)で身体を支えると、筋肉が疲れやすく、姿勢が崩れやすくなります。

No.13
インナーマッスル(骨に近い深層の筋肉)が正しく働くポジションが、正しい骨格のポジションになります。
インナーマッスルで身体を支えると自然に姿勢が良くなります。

No.14
お腹周りや太ももなど部分的に太くなりやすい方は、骨格のポジションが崩れ、インナーマッスルが使えていない可能性が高いです。
ということで体型が崩れ出した時は危険信号が出ていると思って下さい。

No.15
靴の外側ばかりすり減るという方、注意が必要です。
身体をうまく支えられていません。
脚の内側の筋肉も使って、身体を支えなければいけません。

No.16
普段、足の親指はどうなっていますか?
足の親指の先端が浮いていたら(反っていたら)注意信号ですよ。

No.17
足の親指の先端を軽く床に押しつけ、足裏全体で床をつかむように立ちましょう。
インナーマッスル(骨に近い深層の筋肉)が正しく働きやすくなります。


No.18
理にかなった身体の使い方をしていれば、バランスが整い、身体は良くなるしかありません。
理にかなわない身体の使い方をしていれば、バランスが崩れ、身体は悪くなるしかないのです。


No20
足の親指は大切です。
使えていないと、外反母趾、偏平足、O脚になりやすくなります。


No.21
足首を固めて歩いていないでしょうか?
せっかく歩いているのに、ふくらはぎの収縮による体液を上半身に戻すポンプ作用が半減してしまいます。
よく歩いているのに、足がむくみやすい方は歩き方を見直す必要があると思います。

No22
歩く際、太ももの前側の筋肉はは止まる時に働くブレーキ筋。
太ももの裏側の筋肉が前に進む時に働くアクセル筋です。
ブレーキをかけながら、アクセルを踏んで歩いている方が多いように思います。

No23
足の親指の先端が地面から最後に離れるように歩きましょう。
そうすれば、足首がよく動き、ふくらはぎのポンプ作用が効率的に働き、
アクセル筋である太ももの裏側の筋肉が使えるようになります。

No.24
足首は伸ばす方向にも可動域があります。
関節の可動域は必要だからあるのです。
使わなくなると、その関節が固くなるだけでなく、身体全体に悪い影響がでてきます。


No.25
歩き方が悪いことが、足や膝の痛みだけでなく、腰痛の原因にもなります。
実際、長年、腰痛に悩まされている人は足首が伸びないペタペタ歩きの方ばかりです。

No26
スリッパのように踵(かかと)がパカパカ離れてしまう履物は注意が必要です。
正しい歩き方がしにくくなり、悪い歩き方の癖がついてしまいます。

No.27
靴を履く時は、ジャストサイズなら良いですが、少し大きい時は、踵に合わせて、靴紐を締めましょう。
踵に隙間があると靴ズレなど起きやすいだけでなく、正しく歩きにくくなります。

No.28
正しい立ち方、正しい歩き方をすることによって、足裏のアーチが作られ、身体の土台が作られます。
身体の土台が崩れれば、その上もバランスをとるために歪んでしまいます。


No.29
舗装道路やフローリングが増え、平らな固い地面の上で生活することで、足指で踏ん張らなくても、立ったり、歩いたりできるようになりました。
意識して足指、特に親指を使っていきましょう。


No.30
和式トイレがなくなるなど、しゃがむ機会が減って、足首が固い人が増えています。
日常動作で足首をしっかり使いましょう。動くことが少ない人は意識的に動かしましょう。

No.31
外くるぶしの下あたりに重心がきている人が多いです。О脚や膝の内側に痛みが出る人の多くはそうです。
内くるぶしの下あたりに重心がくるようにしましょう。そのために大切なことは、足裏が地面についている時は親指の先もついているようにすることです。


No.32
自分で触れてみて、特別な運動をしているわけでもないのに太ももの前側や外側が裏側や内側より発達している人は立ち方、歩き方を見直してみて下さい。
いずれ膝痛や股関節痛、腰痛がでやすい立ち方、歩き方をしている可能性が高いです。


No.33
太ももの前側や外側は身体の動きを止める時に使われるブレーキ筋でもあります。
動いている時、動き始める時、太ももの前側、外側の力が抜けて、太ももの裏側、内側がしっかり使えるようになると少ないエネルギーで動けるようになるので身体は楽になります。


No.34
ペッたんこ座りや横座りのように膝をねじって座るのはやめましょう。膝関節は一方向に曲げ伸ばしできるような構造になっていて、ねじって使うような構造になっていません。
やり続けると、いずれ体型が崩れるだけでなく膝痛、股関節痛、腰痛の原因となってしまいます。

No.35
しゃがんだり、膝を曲げる動作をする際も座る時と同様、膝をねじらないようにしましょう。
特に女性の方は、内股になりやすいので、膝を曲げる時、内側にねじってしまう方が多いです。
まっすぐ曲げるように気をつけましょう。

No.36
内股になりやすい方は、立つ時、膝のお皿が軽く外を向く位置に修正しましょう。
この立ち姿勢で膝が曲がってしまえば、ガニ股になってしまいますが、膝が伸びていれば、とてもきれいに見えます。
膝の位置が修正されるだけで、膝痛、股関節痛になる可能性がぐっと減ります。


No.37
膝の内側が痛くなる方は、足の外側に体重がかかっている人が多いです。
靴の外側ばかりすり減っている人は、膝の内側が痛くなる可能性が高いですよ。
立つ時、歩く時、親指の先が使えるようにしましょう。
親指が使えてくれば、足の外側に体重がかかりにくくなります。

No.38
膝のお皿の下あたりが痛くなる方は、太ももの前側の筋肉を使いすぎている可能性が高いです。
立っている時、歩いている時、立ちあがる時など、本来、太ももの裏側の筋肉をもっと使いたいのに、前側の筋肉を使いすぎているパターンです。
立ち方、歩き方、立ちあがり方を見直してみてください。


No.39
膝が痛くなるという方はそれだけ、膝周辺にに負担がかかっているのです。
膝周辺に負担がかかっている人は足首や足指の関節が固い人が多いです。
動く際にしっかり足首や足指が使えているか確認してみてください。


No.40
動きを見直したうえで、足指関節や足首が固い人は足裏のアーチができるように、足首を伸ばして、足指を曲げましょう。
バレリーナのように足指を曲げて、足首を伸ばして立っても痛くない状態が理想です。
これぐらい足指や足首の柔軟性がでてくれば膝への負担がぐっと減ります。
いきなり無理すると痛めますので、少しづつ行いましょう。


No.41
変形性股関節症など、股関節を痛めるのは女性が断然多いです。
内股になりやすっかったり、横座りをしてしまったり、股関節を内側にねじってしまうのが原因だと考えられます。
股関節を内側にねじってしまう癖のある方は、意識して治してくださいね。


No.42
股関節は外側にねじる分には痛まないようにできています。
ですから、あぐら座りの男性の方が痛みにくいのです。
あぐら座りでも、骨盤が後ろに倒れすぎてしまうと、腰痛の原因になりますので、お尻の下にクッションなどをいれると、骨盤が立ちやすくなります。


No.43
股関節の可動域を拡げるためには、外側にねじれなければいけません。
バレリーナは股関節を大きく動かすためには、基本の動きで徹底的に股関節を外にねじります。
内股や横座りで股関節を内側にねじるのは、わざわざ自分で関節の動きを悪くしていることになります。


No.44
股関節は関節の中でも、可動域が大きい関節です。
腰を曲げて、あまり動かない仙腸関節や腰椎を動かそうとせず、腰を伸ばして股関節を大きく使って動きましょう。
どの関節でもそうですが、関節は使わなければ、どんどん劣化して可動域が狭くなってしまいます。


No.45
股関節が大きく動くと、腹部にある大腰筋などのインナーマッスルがよく動き、それだけで腰痛予防になります。
逆をいうと、座り仕事が多いなど、股関節を動かすことが少ないと、大腰筋などのインナーマッスルが固まって、腰の筋肉に負担をかけてしまいます。
股関節が固い人はそれだけ今まで動かしてこなかったのかもしれません。
意識して股関節を動かしてみて下さい。


No.46
股関節の位置を知っているでしょうか?
足の外側に体重がのってしまう方は、股関節の位置を身体感覚として実際よりも外側に感じている可能性があります。
実際はソケイ部の奥の方。一度、解剖図を確認してみてください。
思ったより内側にないでしょうか。


No.47
股関節の位置が実際より外側にあると錯覚してしまうと、足の外側に体重が乗りやすくなってしまいます。
股関節にちゃんと体重がのるように、足の内側に体重がのる意識をもってみてください。


No.48
股関節が外側に開きやすいと、骨盤は立ちやすくなります。
逆に言うと、内股の方は骨盤が後ろに倒れやすくなり、バランスを取るために、腰の筋肉を緊張させて腰を反ってしまっている方が多いです。
それが腰痛に繋がっているわけです。
ガニ股にしろと言っているわけではありません。内股はやめて、股関節の可動域をしっかり確保してくださいということです。


No.49
普段、座っている時、骨盤のどの部分に体重が乗っているでしょうか?
坐骨と言って、骨盤の底の骨に乗っていれば、大丈夫ですが、骨盤が後ろに倒れてしまい、骨盤後方の尾骨から仙骨に体重が乗っていたら、注意してください。
自分の頭の重さが腰からおしりにかかり、腰痛の原因になってしまいます。

No.50
ソファーや座椅子などダラーンと背もたれに寄りかかる姿勢が骨盤が後ろに倒れている姿勢の典型です。
このような姿勢を長時間続けてしまうと、骨盤や背骨の関節が固くなり、少しずつ腰痛を作りだしていきます。
座っていることが多い方ほど、座り姿勢チェックしてみてください。


No.51
骨盤が立つと、その上に背骨が乗り、その上に頭が乗るといったように、骨の積み木がきれいに積まれていきます。
しかし骨盤を立たせるために、腰まわりの筋肉を緊張させていては、それも腰痛の原因になってしまいます。
骨盤は立っていて、肩から腰にかけて、背中側の筋肉をリラックスしている姿勢が身体を痛めない姿勢になります。


No.52
骨盤を立て、腰周りの筋肉をリラックスさせるには、腹部のインナーマッスル腹横筋が最低限働いていなければなりません。
腹横筋が抜けてしまうと、フニャッと骨盤が後ろに倒れ、背骨も丸まってしまいます。

No.53
腹横筋という腹部の一番奥にある筋肉ですが、お腹側から背中側までグルッと帯のように付いています。
この筋肉が働いていれば、コルセットをしているように腰を支えてくれるのです。
この筋肉が普段から働いている方は腰痛になりにくくなります。

No.54
腹横筋というインナーマッスルで腰周りを支えることができれば、腰のアウターマッスルで身体を支えなくて済みます。
腰の筋肉を自分で触れてみて、フニャフニャしている状態が良い状態です。
インナーマッスルは疲れにくい筋肉です。どんどん使ってあげましょう。

No.55
立ち上がる時や重いものを持つ時など、腰に負担がかかりそうな時は腹横筋を働かせましょう。
息を吐いて、お腹をへこませれば、腹横筋が働きます。その際、お尻も締めて、骨盤底筋群も働かせると、より安定すると思います。


No.56
腰痛を予防するのに大切な筋肉、腹横筋を養うには深呼吸が一番です。
どこでもいつでもできますので、吐く際に、お腹をへこませて、腹式呼吸を習慣にしてみてください。
そして腹横筋をどんどん働かせましょう。


No.57
腹横筋がしっかり働くようになると、腰痛になりにくいだけではなく、お腹周りがスッキリしてきます。
骨盤が立って、腹横筋がしっかり働いていれば、お腹に脂肪が付きにくくなりますし、脂肪を燃焼しやすくなります。
身体を折り曲げる腹筋運動するより、腹式深呼吸を習慣にする方が良いと思います。

No.58
腰痛になりやすい人は腰椎(腰付近の背骨)に負担をかけすぎている可能性が高いです。
腰を曲げて動作したり、腰で身体をねじったり、日常生活の動作を見直してみてください。
腰は伸ばして使うもの、近くの股関節や胸椎を効果的に使って、腰椎への負担を減らしてください。


No.59
骨盤を後ろに倒し、腰椎を丸めて座ったり、作業したりが毎日の習慣になってしまうと、腰痛だけでなく、坐骨神経痛、膝痛、肩コリなどいろんな症状の原因となります。
身体の中心が不安定だと、身体全体に影響してしまいます。
身体の中心を安定させましょう。


No.60
背骨は脳から全身へ、全身から脳へ伝達する神経の大動脈とも言える脊髄神経が通っている骨になります。
事故などで脊髄を損傷すると、そこから先の神経が働かなくなってしまいます。
事故のような大きなダメージでなくても、毎日毎日小さなダメージが積み重なれば、神経伝達が悪くなり、身体は動きにくくなっていきます。
背骨を大切に扱いましょう。

No.61
背骨は頭、骨盤、手、足の位置次第でいろんな影響を受けます。
骨盤が立って、頭が背骨の真上に乗って、手足が良く動くポジションを取るようにしてください。
なるべく骨だけで支えられるポジションが筋肉に負担がかからず、身体が楽なポジションになります。

No.62
手足に無駄な力が入って、その影響で背骨を固めてしまう方も多いです。
いわゆる末端から身体を動かす場合です。よく言われる小手先の動きですね。
中心から末端に身体を動かすように意識してください。


No.63
前回の補足です。中心から末端に身体を動かすことが分かりにくい方は、肘や膝をまず動かす意識を持ってください。。
手を前に出す時に肘を前に出そうとしてから、肘から先を連動させる感じです。
膝で歩いてみたり、ハイハイしてみるのも、感覚を養うのに良いと思います。


No.64
身体を支えるのは屈筋だと言われています。関節を屈曲させる筋肉ですね。
おおざっぱに言うと、上半身は身体の前面、下半身は身体の後面が屈筋になります。
これが逆になってしまうと、背中側の背骨周りの筋肉が緊張して、背骨の柔軟性を奪ってしまいます。
それが身体の不調を生んでしまいます。


No.65
背骨を固めないようにしましょう。そのためには背中側の筋肉を固めないこと。
お腹側のインナーマッスルで姿勢を支えて、背中側の筋肉を楽にさせてあげてください。
脊髄神経の伝達がよくなると、身体が動きやすくなります。

No.66
上半身の重さをお腹のインナーマッスルで支えられないと、上半身の重さが重りになってしまいます。
そうして腰、股関節、膝への負担が大きくなると、腰痛などの痛みがでてきます。
上半身の重さは上半身でも支えましょう。


No.67
頭の位置を整えましょう。頭の位置が前にいってしまえば、その重さを支えるために首から肩にかけて背部に負担がかかります。
時々、顔を上に向けて、胸椎を反らせ、背骨を緩めて、頭の位置を後ろに持っていって下さい。

No.68
背骨を固めてしまうと、肋骨も固まりますが、肋骨が固まっても、背骨が固まってしまいます。
腕の使い方次第で、肋骨が固まりやすくなります。


No.69
ウォーキングをする際、運動量をあげるために、手を前に大きく振る方がいらっしゃいます。
肘を身体の横より前に振ってしまうと、肋骨が歪みやすくなってしまいます。
ということで、腕を大きく振りたい時は、後ろに大きく振ってください。
その方が、肩甲骨もよく動いて、骨盤の動きも良くなります。

No.70
バッグや買い物袋を肘にかける時も、肘が身体の前にいってしまうと、肋骨が歪み、疲れやすくなります。
肘が身体の横もしくはやや後ろの位置でバッグや買い物袋をかけるようにしてください。
そうすれば肋骨も歪みにくいですし、重さを体幹で支えられるようになります。


No.71
何かを握る時など、手の親指側ではなく小指側で握ってください。
親指側で握る癖があると、肩が内側に巻いてしまい、肋骨が歪んでしまいます。
重い物を持つ時なども、そうですが、お腹のインナーマッスルと連動させてあげると、身体への負担が和らぎます。

No.72
手の指は毎日、酷使しているにも関わらず、あまりケアされない方が多いです。
いつの間にか、手がこわばり、関節が変形してきたりしてしまいます。
ちょっとした時間に、やさしくさすったり、ねじったり、曲げたり、伸ばしたりして、毎日しっかりケアしてあげてください。

No.73
手は身体の中でも、感覚が敏感なところです。
しかし、冷え症の方などはかなり感覚がにぶっているようです。
普段から、何かに触れる時など、もっと感覚に意識を持っていってください。
それだけでも、血流が増えて、冷え症対策になります。

No.74
手の指を動かす時は、指の付け根ではなく、指の骨の付け根である手首付近から動かす意識を持つと、手が緩みやすくなります。

No.75
腕は肩を支点に動かしているでしょうか。
それだと肩を痛めやすくなってしまいます。腕は鎖骨と肩甲骨が動くことによって動きます。
腕は鎖骨の胸側の端から伸びているイメージで動かして下さい。
腕を上げる時、ねじる時、後ろに回す時など、鎖骨の胸側の端を支点に動かしましょう。

No.76
鎖骨と肩甲骨を動かす意識がなく、腕を動かしていると、鎖骨と肩甲骨の動きが悪くなり、肩コリ、50肩の原因になります。
日常生活で腕を動かす時に鎖骨と肩甲骨をよく動かして鎖骨と肩甲骨周りを固めないようにしてください。

No.77
肋骨の上部が固まっても、肩コリ、50肩の原因になります。
鎖骨と肩甲骨をよく動かして、肋骨周りを緩めたら、脇の下の肋骨の隙間に指を当て、深呼吸をしてください。
肋骨上部まで緩んでくると、背骨も緩み、身体が楽になってきます。

No.78
前鋸筋という肋骨から肩甲骨に付いている肩甲骨を動かす筋肉があります。
この筋肉を日常生活から使えるようになると、肩甲骨がよく動くため、肩コリになりにくくなります。

No.79
前鋸筋という脇の下の筋肉を使えると、首から肩にかけて肩コリの原因となる筋肉の負担が減ります。
脇の筋肉を意識して肩甲骨と鎖骨から腕を動かす練習をしてみてください。

No.80
手首は緊張が連動しやすい箇所の1つです。手首が固い人は腕の筋肉が緊張しているため、肩周りも緊張しやすく、肩コリを感じている人が多いです。
時々、手首をユラユラ揺らして、緩めてあげてください。

No.81
パソコンを使ったり、字を書いたりする時に手首を曲げて使ってしまうと、腕の筋肉が緊張しやすくなります。
力んでいてはダメですが、できるだけ手首をまっすぐにして使うようにしてください。

No.82
パソコンを使ったり、字を書いたり、デスクワークをする時は、脇をしめて行ってください。
肘が脇から離れてしまうと、肩が巻いてしまい、姿勢が崩れ、身体が疲れやすくなります。

No.83
二の腕が太くなる方は肩が前に巻いている可能性が高いです。
肩が真横にあれば、上腕三頭筋という腕の裏側の筋肉が働いて腕がしまります。
肩が前に巻いてしまうと、上腕三頭筋が働かないのです。

No.84
食事の際、右の奥歯、左の奥歯、どちらか一方で噛んでしまう癖がある方は顎関節症になりやすくなります。
よく噛むことはとても良い事ですが、片一方だけ使ってしまうと、歪みの原因になってしまいます。
両側とも同じように使ってあげてください。

No.85
普段、上下の奥歯は離れているのが正常です。
上下の奥歯が触れてしまっている方は、力が入っている証拠です。
身体も緊張してしまいますし、歯も傷めやすくなってしまいます。
アゴの筋肉を動かして、噛む筋肉をリラックスさせてあげてください。

No.86
加齢とともに、顔が大きくなったと感じる方、いらっしゃいませんか。
太らなくても、顔の筋肉が弱くなると、頭蓋骨が締らなくなって、顔が大きくなります。
体液の循環も悪くなるので、むくみやすくなったり、首、肩に負担をかけたりしてしまいます。
普段、顔の筋肉をあまり動かさない方は、是非動かしてみてください。

No.87
左右の顔が明らかに違う方も多いと思います。
右利き、左利きがあるので、多少違うのは当たり前です。
しかし、身体が大きく歪んでいたり、片噛みだったり、横向きで寝る時に片側ばかりだと、明らかに頭蓋骨も歪んでしまい、いろんな不調の原因になってしまいます。
左右の顔が明らかに違ってきたら、注意が必要です。

No.88
顔の筋肉で動かしやすいのは、眼、舌、顎になります。
動かしにくい頭皮や耳を動かそうとするのも、良い運動になりますが、まずは動かしやすい筋肉を動かしてみて下さい。
顔がスッキリするだけでなく、首や肩も楽になると思います。

No.89
眉間にしわを寄せる癖はないでしょうか?
それだけで頭蓋骨が歪む原因になりますし、力が抜けにくくなります。
しわができる原因にもなりますので、気をつけてください。

No.90
寝るときに、横向きで寝る時にどちらか一方だけで寝てないでしょうか?
片側だけ寝やすく、逆側では寝にくいということは、そのように身体が歪んでしまっているのです。
イスに座る時に背中を丸めて座るのが楽な人は、そのように身体が歪んでしまっているのと同じですね。

No.91
私たちの身体は、時には薬や手術などが必要になる時もありますが、基本的には自分で自分を治しています。
どこが悪いのか神経が感知して、脳に情報が送られ、脳から身体を修復する指令が出て、身体は治っていきます。
この力は自然治癒力と一般的に言われる偉大な力なのです。

No.92
事故に巻き込まれて、外傷を負ったりしたら、手術が必要ですし、細菌に感染したら、抗生物質やワクチンなどの薬が必要になります。
しかし、そのようなアクシデントがない限り、身体は自分で自分を治してくれます。
ではなぜ、病気になったり、痛みやコリなどの慢性的な症状が出てきてしまうのでしょうか?
それは身体を痛めつける原因が自然治癒力より強くなっているからと考えられます。

No.93
身体を痛めつける原因としては、過剰なストレス、悪い食事、睡眠不足、運動不足、悪い姿勢、悪い身体の使い方などの生活習慣があげられます。
それぞれ多少であれば、自然治癒力がカバーしてくれるのですが、カバーしきれなくなると、病気になったり、痛みやコリなどが現れるわけです。

No.94
自律神経という言葉を聞いたことがあるかと思います。
意思とは無関係に作用する神経で内臓や血管、内分泌腺などの機能を調整している神経になります。
交感神経と副交感神経という2つの神経がバランスをとって調整し、自然治癒力の働きとも密接に関係してきます。

No.95
交感神経は、心臓の働きを促進、血管を収縮、胃腸の働きを抑制して、身体を活動に適した状態にしてくれます。
仕事やスポーツをするときなど活動時の日中に優位になります。
朝、起きて、だんだん仕事モードになって行く時など、交感神経が優位になっていく時と重なるのでイメージしやすいと思います。
活動時ということで、全体の筋肉をある程度、緊張させる働きもあります。

No.96
副交感神経は心臓の働きを抑制、血管を拡張、胃腸の働きを促進など、身体を休ませるのに適した状態にしてくれます。
リラックス時や食後、睡眠時など、休息時の夜に優位になります。
仕事を終え、家に帰って、夕食を食べ、睡眠へ、副交感神経がどんどん優位になっていきます。
休息時ということで、全体の筋肉をある程度、緩める働きもあります。

No.97
ここで身体を痛めつける原因を1つずつ考えてみたいと思います。
まずストレスです。多少のストレスは自律神経のバランスをとるのにむしろ必要だと思います。
しかし過剰なストレスがかかる状態が続くと、交感神経優位から副交感神経優位にうまく切り替えられなくなってしまいます。
活動に適した状態から休息に適した状態にうまく切り替えることができ無い状態になってしまいます。
つまり、リラックスができない、心臓が活発に働いて、血管は収縮し、胃腸の働きが悪い、身体が緊張した状態が長くなるわけです。
血圧は上昇してきますし、不眠になりやすく、消化不良で下痢や便秘になりやすく、身体はどんどん固まってしまいます。

No.98
このストレス社会と言われている現代、何かしらストレス解消法を身につけておくのは大切です。
スポーツで汗を出すと、交感神経がぐっと活発になった反動で、副交感神経優位になりやすいので有用ですし、
ゆっくりお風呂に入ったり、音楽を聞いてリラックスしたり、深呼吸を続けてみたり、いろんな方法があると思います。
もちろん整体で身体を緩めることで、副交感神経に働きかけるのも効果的です。
ストレスが強いと実感している方は、いろんな方法を組み合わせて、自律神経のバランスとってみて下さい。
ストレス解消で暴飲暴食はより身体に負担をかけるのでやめましょう。

No.99
身体を痛めつける原因の一つとして、食事もあげられます。
食事で病気になるのは、ピンとくる方も多いと思いますが、痛みやコリなどの慢性症状の原因にもなるのです。
例えば、日常的に糖分をとり過ぎて、血糖値が高い状態になると、血液がドロドロ状態になっています。
つまり血液循環が悪くなり、栄養を届けたり、老廃物を排出したりが、スムーズにできなくなってしまい、慢性症状の原因となるのです。

No.100
食事についてはお医者さんによって、いろんな説があって分からない事も多いですが、1つ確かに言える事は現代人は糖質のとり過ぎということです。
糖質とは砂糖などの糖類だけでなく、ご飯、パン、麺類などの炭水化物も含みます。
子供のように動きまわってエネルギーを使っていればまだ良いですが、1日3食におやつに糖質をとっていたら、さすがにとりすぎです。

No.101
今、世界中で和食が食べられるようになっています。
和食を食べてきて、日本は世界でも長寿国になっているわけですから、わざわざ変える必要はないと思います。
もちろん、たまにはいろんな料理を楽しむのは賛成ですが、基本は和食や地元の伝統料理など、地元でとれた食材をありがたく,腹八分目で頂くのが一番良い食事だと思います。

No.102
基本的に食事をして、毎日しっかり大便で排出できて、毎日身体の調子が良ければ、良い食習慣が身についていると言えると思います。
どこか調子が悪いからと、一時的に薬を飲むのは良いですが、根本的な解決のために、普段口に入れるものから改善してみてはどうでしょうか。

No.103
身体を痛めつける原因の一つとして、睡眠不足もあげられます。
睡眠中に身体の中でホルモンの分泌が盛んになり、身体は回復していきます。
体質的に短時間睡眠でも十分という方もいるようですが、1日の疲れがとれ、身体の調子が良ければ、それで良いと思います。
睡眠不足で疲れが抜けない、頭がスッキリしない、身体がだるいなどが慢性化してしまうのが問題なのです。


No.104
睡眠は時間だけでなく質も大切になってきます。
そのために大切なのはリズム、自律神経、枕だと思っています。
次回以降、それぞれについて簡単に書いていきたと思います。


No.105
地球にも自転、公転のリズムがあって、朝がきて夜が来る、春がきて冬が来るように私たちの身体にもリズムがあります。
自律神経のリズムやホルモン分泌のリズムです。
生理のある女性だと分かりやすいと思いますが、身体のリズムが崩れれば、生理の周期も乱れ、体調も悪くなりやすくなります。
その身体のリズムを作っているのが、毎日の睡眠になります。
ですから同じような時間に寝て、同じような時間に起きるといった睡眠でリズムを作って行けば、身体のリズムが良くなり、結果として睡眠の質も良くなります。


No.106
基本的には、身体を修復してくれるホルモンの分泌が盛んになるのは、午後10時から午前2時と言われています。
この時間はなるべく寝た方が良いと言われている時間です。
また、朝日を浴びることでも、身体のリズムが作られると言います。
不眠症気味の方など朝日を浴びることから始めてみたら、どうでしょうか。

No.107
8月ぐらいにも書きましたが、自律神経には交感神経と副交感神経があって、日中は交感神経が夜は副交感神経がと交互に活発に働くようになっています。
ですから、夜寝る前は副交感神経が活発に働く環境を作ってあげなければなりません。
電気のない時代であれば、灯りはろうそくなどですから、自然に副交感神経が活発に働きました。
しかし現在は、いろんな光に囲まれています。特にテレビ、パソコン、スマホなどの光が眼に入ると、副交感神経ではなく日中に優位になる交感神経が働いてしまいます。
ですから、夜寝る前はテレビ、パソコン、スマホなどを使わないことが、睡眠の質を上げることになります。

No.108
夜寝る前に、副交感神経が活発に働くために、大切なことは心を静めることが大切です。
布団の中に入って、仕事の心配事など考えていたら、副交感神経ではなく、交感神経が働いてしまいます。
どうしても考えてしまうときは、楽しいことなど、リラックスできることを考えて、打ち消せれるようにしましょう。

No.109
睡眠の質を上げるためには、枕も大切です。
首に長時間負担がかかっている状態では、リラックスすることができません。
何より首に負担がかかっているということは、首痛や肩コリの原因にもなってしまいます。

No.110
枕で大切なポイントは、仰向けで寝ていて楽なこと、寝がえりがしやすいことだと考えます。
バスタオルなどで高さを調節して試していただきたいのですが、少し高さが違うだけで感覚が変わります。
仰向けで寝ていて楽なで寝がえりがしやすい枕を探してみて下さい。
なければバスタオルなどで自作すると良いかと思います。